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第10回 携帯各社のWi-Fi

andro10_1

昨今の携帯業界はケータイ通信網とWi-Fi―いわゆる無線LANとの融合が相次いでいる。
この背景には何があるのだろうか?

まず今回は大まかに携帯とPHSの都合について考えてみたい。


先ずは我らが国産技術のPHSは今までも再三書いてきたが通信速度を補完するために用いていると考えられる。

メールやwebの閲覧にはPHSを大容量ファイルのダウンロードには無線LANを、と言った使い方だろう。

普段はカメさんだけどホットスポットではウサギさんに!である。


一方携帯はHSPA(※1)、EV-DO Rev.A(※2)とモバイルブロードバンドでメガ単位の通信速度を展開している。

通常利用ではWi-Fiは必要ないのでは?と思ってしまう。
であれば何故Wi-Fiを使うのか?

答えはトラフィック(データの情報量)の分散だ。通信速度の補完では無いのだ。
携帯各社のトラフィック状況はかなり逼迫している。


携帯電話のトラフィックの推移 見てもわかるように急激な右肩上がり

携帯電話のトラフィックの推移 見てもわかるように急激な右肩上がり




足の速いウサギさんだけど川にかかった吊り橋は落ちそうだから、空を飛んでしまえ!である。


auやソフトバンクはそれが顕著に見受けられる。
なのでケータイの通信を出来るだけ固定網に逃がそうとしている。
携帯端末に無線LAN機能を搭載しUA(User Agent)を携帯に偽装し携帯コンテンツを利用出来るようにしていると思われる。

この様に各社次世代通信技術までのつなぎとしてWi-Fiと融合し、上手いこと乗り切ろうとしている。

UQWiMAXもサービスインし、やっぱりこれからのデータ通信業界から目が離せそうにない。


(ライター: アンドロイド@カズキ)

※1 HSDPA
物理チャネル速度としてセル当たり下り方向最大14.4Mbpsのパケット通信が可能。
NTTドコモが「FOMAハイスピード」、ソフトバンクモバイルが「3G ハイスピード」としてサービス展開中。


※2 EV-DO Rev.A
CDMA2000 1xEV-DO Rev.A は下り3.1Mbps/上り1.8Mbpsと上り方向のパケット通信高速化に特化した方式。
auがサービス展開中。

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