データ通信 第2回 Willcom
前回からかなり時間が過ぎてしまったが今回はAir H”で一世を風靡したWillcomを取り上げたい。
以前はDDI poketと言う名でサービスを展開していたが資本がKDDIからカーライルに変わり社名を今のWillcomに変更している。

DDIポケットの初期ロゴを探すのはネットでも困難
冒頭でも出てきたAir H”であるがスタート時は32kbpsだった。当時は定額で利用できる物が他に無かった。
まさに革新的な存在だった。
現行の方式だと通信速度は800kbpsと他社3Gサービスと比べると見劣りしてしまう。
ただPHSのマイクロセル方式の特徴として実行速度が低下しにくい、3Gの理論値7.2Mbpsは実行速度が良くて2~3Mbps程度、willcomは条件が良くて700kbps程出た例もある。

マイクロセルとマクロセルのイメージ図
理論値と実行速度が近くても実際にどちらが使えるサービスかと一般的な視点で見ると3Gサービスの方が魅力的であるのは一目瞭然だ。
料金に関しては月額3880円で完全定額で提供している「新つなぎ放題」が今メインのプランだ。
一部の端末限定で月額980円で2年間使えるスペシャルモデルというものも行っているようだ。
メールチェック、遅くても安くモバイルしたい等利用状況を明確にしたうえでの利用ならばお薦めである。
ここ最近敗戦ばかりの同社だが反撃の狼煙を上げ始めている。
それがXGPだ。
上り下り最大20Mbpsという高速次世代データ通信で現在はプレス向けにデモ機の貸出をして試験中でる。10月には正式にサービスインを予定している。
発表会見時のデモでは下り18Mbpsも叩きだして見せ世間を驚かせた。

XGP発表会のマツケン・・・いや喜久川社長の様子
素晴らしい事ばかりでは無いのが今、大変動しているデータ通信業界だ。
マイクロセル方式はカバーするエリアも狭く、緻密に基地局を設置するため全国をカバーするまでには膨大な数を設置しなくてはならない。
他社に遅れを取らないようにしなくてはならない。
ただ今回のXGPはマクロセル方式でも展開できる規格になっている様なので大まかなエリア展開はマクロセルで、高トラフィックエリアではマイクロセルでと言った使い分けをするはずなので問題は無いと思われる。
マクロセルでの展開であれば少ない設備投資で全国をカバー出来るが実行速度が低下してしまう、マイクロセルなら膨大な投資をすることになる。それだけの体力が今のwillcomにあるのだろうか?
まだ料金についてのアナウンスはまだ無いが現行のPHSと大差ない料金で展開する予定だと語っている。

世界初の移動式テレビ電話 3歩先を行くと「誰も知らない」レベル
AirH”、スマートフォンさらにはテレビ電話と常に業界の3歩先を行き過ぎた同社だけに今後の動向が気になるところだ。
( 記 アンドロイド@カズキ )













